こんな方におすすめ
- 医療脱毛を始めたばかり、もしくはこれから検討している
- 脱毛後、肌がくすんで見える・色が変わった気がする
- 色素沈着って何?どうやって防げばいいの?と疑問を抱いている
目次
色素沈着ってなに?脱毛とどう関係があるの?
医療脱毛は「安全で効果が高い」とされていますが、それでも肌トラブルはゼロではありません。特に多くの人が気にするのが「色素沈着」です。
色素沈着とは、肌の一部が黒ずんだりくすんで見える状態のこと。これはメラニンという色素が肌に沈着することで起こります。メラニンは紫外線や摩擦、炎症などの刺激から肌を守ろうとして増えるため、脱毛による刺激がトリガーになることがあります。
脱毛に使われるレーザーは、毛根を破壊するために高い熱を照射します。これによって一時的に肌に炎症が起きる場合があり、肌が弱い人や乾燥している人ほど、色素沈着のリスクが高くなるのです。
とくに、ワキ・VIO・ひざなど摩擦が起きやすく皮膚が薄い部位では注意が必要です。脱毛直後に「肌がピリピリする」「赤くなっている」といった症状がある場合は、すでに炎症の兆候が出ている可能性があります。
一見「黒ずみ」と「日焼け」「毛穴の影」などは見分けにくいですが、色素沈着は肌内部の変化であり、放置すると長期間残ることもあるため、早めの対処が肝心です。
なぜ医療脱毛で色素沈着が起きる?5つの主な原因
「高いお金を払って医療脱毛をしたのに、なぜ黒ずむの?」という疑問を持つ人も多いでしょう。色素沈着にはいくつかの明確な原因があります。
①レーザーによる熱ダメージ
医療脱毛のレーザーはパワーが強く、毛根と同時に肌にも刺激を与えます。このとき微細な炎症が起こり、メラニン生成が促されることがあります。
②紫外線を浴びる
脱毛後の肌はとても敏感。紫外線を浴びるとメラニンが過剰に生成されやすく、色素沈着が進みます。日焼け止めの塗り忘れや露出の多い服装は要注意です。
③摩擦や締め付け
ワキやVIO、太ももの内側などは衣類の摩擦や座ったときの圧迫が起こりやすい部位。こうした物理的刺激も肌を守るためにメラニンが活性化し、黒ずみの原因になります。
④剃刀や毛抜きでの自己処理の蓄積
自己処理による刺激や傷が脱毛前から蓄積していた場合、レーザー照射でさらに悪化する可能性があります。特にVIOなどは慎重なケアが必要です。
⑤施術後のケア不足
脱毛後に保湿を怠ると、肌が乾燥してバリア機能が低下し、外部刺激に弱くなります。これが炎症→色素沈着のサイクルを招いてしまいます。
原因を知ることが、予防の第一歩です。では、どのように対策すればよいのでしょうか?
色素沈着を防ぐためにできる!5つの予防ポイント
色素沈着を防ぐには、脱毛前後のちょっとした意識とケアが重要です。ここでは具体的な予防法を5つご紹介します。
①施術前後はたっぷり保湿
乾燥した肌は刺激を受けやすく、炎症が起きやすくなります。保湿は毎日朝晩+施術当日は必須です。特にVIOやワキなど忘れがちな部位にも意識的に。
②脱毛直後は紫外線を避ける
照射後1週間は、直射日光を避け、外出時はSPF50+の日焼け止めを塗りましょう。室内でもUVは入ってくるため、油断は禁物です。
③締め付けない服を選ぶ
脱毛直後は摩擦の少ない綿素材のゆるめの服がおすすめ。特に下着やデニムは肌に密着しやすいため注意。
④正しい自己処理を心がける
剃毛は前日までに電気シェーバーで優しく行うのが基本。毛抜きやワックス脱毛は厳禁です。
⑤異常があればすぐ相談を
赤みやヒリヒリが続く場合は、自己判断せずクリニックに相談を。薬や冷却処置で早期対応できます。
これらを習慣づければ、色素沈着のリスクはグッと下がります。
🧴まとめ:脱毛と美肌はセットで考える時代へ
医療脱毛はムダ毛を減らす手段として非常に有効ですが、「毛がなくなった=美肌になる」とは限りません。むしろ脱毛による肌トラブルや色素沈着が起こるリスクもあるため、脱毛と同時に“肌の健康を守る意識”が必要不可欠です。
ちょっとしたケア不足や知識の欠如が、後悔につながることも。逆に、事前に知識を持って正しくケアをすれば、色素沈着は防げます。
脱毛はゴールではなく“スタート”。自分の肌と長く付き合っていくためにも、今日からできる予防ケアを始めてみてください。