回数

脱毛は何回で終わる?「○回でツルツル」を信用しすぎない方がいい理由とは?

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こんな方におすすめ

  • 「○回でツルツル」という広告を見て気になっている人
  • 数回施術したのにまだ毛が生えてきて不安な人
  • 最初から高額な回数コースを契約するべきか迷っている人

脱毛を始める前に、多くの人が一番気になるのが回数です。

「5回やれば終わる?」

「8回ならツルツルになる?」

「10回コースを契約すれば、その後はもう生えてこない?」

料金が数万円から数十万円になることもあるため、何回必要なのかを知りたくなるのは当然です。

実際、脱毛の広告や料金表でも「5回」「8回」など、回数を基準にしたプランをよく見かけます。

しかし、ここで注意したいことがあります。

 

脱毛は、全員が同じ回数で同じ状態になる施術ではありません。

毛の太さ。

毛の色。

施術する部位。

肌の色。

使用する機器。

照射条件。

そして本人が「どこまで減れば満足なのか」。

これらによって必要な回数は変わります。

 

さらに「ツルツル」という言葉にも明確な共通基準があるわけではありません。

自己処理がかなり楽になれば満足する人もいます。

ほとんど毛が見えない状態を目指す人もいます。

今回は、脱毛は何回で終わるのか。

そして、なぜ「○回でツルツル」という数字だけを信用しすぎない方がよいのかを解説します。

 

1.「何回で終わる?」に全員共通の答えがない理由

脱毛について調べると、

「5回で効果を実感」

「8回でかなり減る」

「10回以上でツルツル」

といった数字を目にすることがあります。

こうした数字は目安として参考になる場合があります。

しかし、

「8回受ければ誰でもツルツルになる」

という意味ではありません。

実際、Mayo Clinicでは、レーザー脱毛について多くの人が良い結果を得るために複数回の施術を必要とし、

一般的な目安として4~8回程度と説明しています。

同時に、施術後も毛が再び生える場合があり、維持のため追加施術が必要になる人もいるとしています。

米国皮膚科学会も、脱毛には複数回のレーザー施術が必要になることが一般的で、その後も再び毛が生えれば

追加施術を行うことがあると説明しています。

 

つまり、脱毛では最初から、

「○回で完全終了」

と考えない方が現実的です。

さらに重要なのが、

「終わる」の意味が人によって違うことです。

例えばヒゲ脱毛を考えてみます。

毎朝の髭剃りが楽になれば十分という人。

青髭が目立たなくなれば満足という人。

口周りだけ減らしたい人。

ヒゲをほぼ全部なくしたい人。

同じ「ヒゲ脱毛」でもゴールが違います。

当然、必要になる施術量も変わります。

腕や脚でも同じです。

毛量が半分程度になり、自己処理が月に数回になれば満足する人もいます。

 

一方で、近くで見てもほとんど毛が分からない状態を目指す人もいます。

この二人に「何回必要ですか?」と聞かれても、同じ答えにはなりません。

厚生労働省も美容医療について、医療行為である以上、患者が期待する結果の達成を約束できるものではないと注意喚起しています。

ここは非常に重要です。

脱毛の回数を見るときは、

「この回数なら終わる」

ではなく、

「この回数で、自分はどの程度まで減る可能性があるのか」

と考える必要があります。

カウンセリングでも、

「何回で終わりますか?」

だけではなく、

「髭剃りがほぼ不要になる状態を目指す場合は?」

「毛量を半分程度にしたい場合は?」

「追加照射が必要になった場合はいくらですか?」

と具体的に聞く方が、自分の希望に近い答えを得やすくなります。

脱毛のゴールは回数ではありません。

自分がどの状態になれば満足するのか。

まずこちらを決めることが大切です。

2.1回で全部の毛を処理できない理由|「毛周期」がある

「レーザーを当てるなら、一度で全部の毛に当てれば終わるのでは?」

初めて脱毛する人なら、そう考えるかもしれません。

しかし、毛はすべてが同じ状態で生えているわけではありません。

毛には成長と生え替わりのサイクルがあります。

これが「毛周期」です。

日本皮膚科学会も、毛包には毛を作る時期や休む時期などがあり、この生え替わりのサイクルを毛周期と説明しています。

レーザー脱毛では、この毛周期が非常に重要になります。

レーザーは毛の色素であるメラニンへ光を反応させ、その熱によって毛を作る組織へ作用させる仕組みです。

レーザーが特に作用しやすいのは、毛が活発に成長している「成長期」です。

医学文献でも、レーザー脱毛では成長期の毛が最も反応しやすいため、一度の施術だけでなく複数回の施術が必要になると説明されています。

 

つまり、1回目の照射時に十分反応しなかった毛もあります。

時間が経つ。

別の毛が成長期になる。

そこで次の照射を行う。

また時間を空ける。

さらに別の毛を狙う。

この繰り返しになります。

そのため、

「1回受けたのに、また毛が生えてきた」

からといって、すぐに失敗と判断する必要はありません。

施術後、いったん毛が減ったように感じる。

その後、別の毛が伸びてくる。

再び照射する。

こうして徐々に全体の毛量を減らしていきます。

 

米国皮膚科学会でも、レーザー脱毛は複数回行うことが一般的で、次の施術時期は患者によって異なるとしています。

目安として4~6週間程度の間隔になることがあるものの、実際のタイミングは担当医が判断するとしています。

ここで注意したいのが、

早く終わらせたいから毎週レーザーを当てればいいわけではない

ということです。

毛周期を無視して短期間に何度も施術すれば、それだけ早く効果が出るとは限りません。

また、肌への負担も考えなければなりません。

つまり脱毛は、

1回。

2回。

3回。

と単純に回数だけ積み上げればよいものではありません。

適切なタイミングで照射を重ねること

が重要です。

「10回契約したから安心」と考えるより、

どれくらいの間隔で行うのか。

自分の毛の減り方を見ながら調整してくれるのか。

途中で照射間隔が変わる可能性があるのか。

こうした部分まで確認する方が大切です。

3.同じ8回でも結果が違う|部位・毛質・肌質・機器で差が出る

同じ医療脱毛を8回受けたとしても、全員が同じ結果になるわけではありません。

理由の一つが毛の違いです。

レーザー脱毛では毛のメラニンを利用します。

そのため一般的には、色が濃く太い毛はレーザーが反応しやすい傾向があります。

反対に、薄い毛や細い毛は反応しにくい場合があります。

Mayo Clinicも、レーザー脱毛の効果には毛の色や肌の色などが影響すると説明しています。

医学的なレビューでも、効果へ影響する要素として、施術部位、皮膚と毛の色、毛周期、使用するレーザー、

ホルモン状態、治療計画などが挙げられています。

ここが「○回」という数字だけでは判断できない理由です。

 

例えば男性のヒゲを考えてみます。

鼻下。

あご。

あご下。

頬。

首。

同じ顔でも、毛の密度や太さは均一ではありません。

非常に濃い人もいます。

それほど濃くない人もいます。

もともとヒゲが少ない人と、毎日しっかり剃らなければならない人では、スタート地点が違います。

VIOも同じです。

脚も同じです。

腕も同じです。

さらに肌の状態も重要です。

日焼けしている。

肌色が濃い。

炎症がある。

肌が敏感。

こうした条件によっては、安全性を考えて照射条件を調整する必要が出る場合があります。

 

レーザーは毛のメラニンだけではなく、皮膚側のメラニンにも影響する可能性があります。

そのため、使用機器や設定を適切に選ぶことが重要です。

Mayo Clinicも、皮膚の色に応じた適切なレーザーや設定を選ぶことが、やけどや色素変化などのリスク低減に重要だとしています。

そして、使用する機器も一種類ではありません。

医療機関によって使用しているレーザーの種類は異なります。

同じクリニックでも複数機種を使い分ける場合があります。

つまり、

「Aさんは8回で満足した」

という口コミを見ても、

自分も8回で同じ状態になるとは限りません。

年齢。

毛質。

毛量。

部位。

肌。

使用機器。

施術設定。

目標。

条件が違うからです。

口コミを見ること自体は悪くありません。

 

ただし、

「この人が8回だから自分も8回」

という使い方は避けた方がよいでしょう。

参考にするなら、

自分と同じ性別か。

同じ部位か。

もともとの毛量が近いか。

どの程度まで減らすことを目標にしているか。

このあたりまで見る必要があります。

回数より重要なのは、自分の条件に合った施術計画です。

4.「5回コース」「8回コース」はゴールではなく途中経過と考える

脱毛クリニックの料金を見ると、

5回。

8回。

10回。

などのセットプランが用意されていることがあります。

数字が付いていると、

「5回コースなら5回で終了するのかな」

と思いやすくなります。

しかし、

契約回数と脱毛完了回数は同じ意味ではありません。

5回という数字は、あくまで商品として設定された施術回数です。

自分が5回で満足するかどうかは別問題です。

例えば、もともと体毛がそれほど濃くなく、

「自己処理が楽になれば十分」

という人なら、比較的早い段階で満足する可能性があります。

 

一方、

「一本も見えないくらいにしたい」

という人なら、さらに回数が必要になることも考えられます。

ここで問題なのが「ツルツル」という表現です。

ツルツルには医学的に統一された一つの数値基準があるわけではありません。

本人の感覚による部分が大きい言葉です。

例えば1週間髭剃りをしなくても気にならない状態を「ツルツル」と感じる人もいます。

近くで見ても一本も毛がない状態を想像する人もいます。

これでは同じ広告を見ても、受け取る意味が変わります。

だからカウンセリングでは、

「ツルツルになりますか?」

より、

「5回終了した段階では、一般的にどの程度の変化を想定していますか?」

と聞く方がよいでしょう。

さらに、

「追加照射はいくらですか?」

「コース終了後も同じ料金ですか?」

「有効期限はありますか?」

「途中で満足した場合はどうなりますか?」

「解約条件はどうなっていますか?」

と確認します。

 

最初に安く見えたプランでも、追加施術を何度も行えば総額は変わります。

反対に、高額な回数コースを最初から契約したものの、途中で十分満足する可能性もあります。

重要なのは、

最初の契約金額ではなく、自分の希望する状態までの総額

を見ることです。

美容医療について厚生労働省は、効果だけではなくリスクや副作用、他の選択肢などについて説明を受け、

納得したうえで施術を選ぶよう呼びかけています。

脱毛でも同じです。

その場で、

「今日契約すれば割引」

「今だけ○回追加」

と言われたとしても、回数だけを見て決める必要はありません。

脱毛は数か月以上かけて進めることがあります。

焦って決めるものではありません。

5回は5回。

8回は8回。

数字そのものには意味があります。

しかし、

その数字を「自分の脱毛が終わる日」と思い込まないこと。

これが大切です。

5.契約前に確認したいのは「何回?」よりこの5つ

脱毛クリニックのカウンセリングへ行くと、

「何回くらい必要ですか?」

と聞きたくなると思います。

もちろん聞いて構いません。

ただし、それだけで契約を決めるのはおすすめできません。

むしろ確認したいことは他にもあります。

一つ目は、

自分の現在の毛量から、どの程度の変化を目指せるのか。

自己処理を楽にしたいのか。

かなり薄くしたいのか。

ほぼ毛が目立たない状態まで減らしたいのか。

最初に目標を伝えます。

 

二つ目は、

使用する機器です。

どの種類のレーザーを使用するのか。

自分の毛や肌にどう使う予定なのか。

一種類なのか、状態によって使い分けるのか。

分からなければ聞いて構いません。

 

三つ目は、

コース終了後の追加料金です。

ここは非常に重要です。

仮に8回では満足できなかった場合、9回目はいくらなのか。

通常料金に戻るのか。

追加照射価格が用意されているのか。

最初から確認しておけば予算を立てやすくなります。

 

四つ目は、

リスクへの対応です。

レーザー脱毛では、赤み、腫れ、痛みなどが起きる場合があります。

まれに水疱、色素変化、瘢痕などが起きる可能性も報告されています。

厚生労働省も医療脱毛を美容医療として扱い、効果だけでなくリスクについて十分な説明を受けるよう求めています。

また、強いエネルギーを毛根部分へ照射して組織を破壊する脱毛行為は医行為に当たり、無資格者が業として行うことは認められていません。

 

そして五つ目が、

「何回で絶対に終わる」と断言していないか。

ここも大切です。

医療には個人差があります。

厚生労働省も、美容医療では期待する結果が必ず得られるとは限らないと案内しています。

そのため、

「あなたなら絶対5回で完璧です」

という断定より、

「現在の状態なら、まずこの程度の回数を想定します。経過を見ながら調整しましょう」

という説明の方が現実的です。

 

脱毛では、

安いか。

近いか。

予約しやすいか。

も重要です。

しかし、自分の肌へレーザーを照射する施術です。

料金比較だけで決めるものでもありません。

カウンセリングでは、

「何回ですか?」

だけではなく、

「なぜその回数だと考えるのですか?」

まで聞いてみる。

その答えを聞いて納得できるかどうか。

クリニック選びでは、ここも重要な判断材料になります。

まとめ|「○回」を買うのではなく、自分が満足できる状態を目指す

脱毛を始めるとき、

5回。

8回。

10回。

どうしても数字が気になります。

料金を払う以上、終わりが見えないのは不安です。

しかし脱毛で本当に考えたいのは、

何回受けたかではなく、生活がどれだけ変わったかです。

毎朝10分かかっていた髭剃りが2分になった。

カミソリを使う回数が減った。

腕や脚を気にすることがなくなった。

VIOの自己処理が必要なくなった。

肌を傷つける機会が減った。

こうした変化に本人が満足できれば、そこで一度終了する選択もあります。

逆に、

「10回受けたのだから終了しなければ」

と考える必要もありません。

まだ気になるなら、医師と相談して追加施術を検討できます。

 

脱毛は回数を達成するゲームではありません。

自分の毛や肌の状態を見ながら、

必要な施術を受ける。

変化を確認する。

そして、自分が十分だと思ったところで止める。

この考え方の方が現実的です。

「○回でツルツル」という数字は分かりやすいものです。

しかし、その数字だけで高額な契約を決めないこと。

 

まず、

自分はどこまで減らしたいのか。

そこを決めてから、必要な回数と費用を考えていきましょう。

※脱毛の効果や必要回数、適切な施術間隔は個人によって異なります。持病、服薬、肌状態などによって

施術の可否や条件が変わることもあるため、実際の施術については医師の診察を受けて確認してください。

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