こんな方におすすめ
- 髭脱毛を始めたら部分的に毛が残って気になる人
- 脱毛後の髭がまだらになって失敗したのではと不安な人
- 何回受けても同じ場所だけ残る理由を知りたい人
髭脱毛を何回か受けていると、
「全体的には減ってきたのに、ここだけ残っている」
という状態になることがあります。
頬はかなり薄くなった。
しかし鼻下だけ濃い。
あごの中央だけ残っている。
左右で減り方が違う。
首の一部だけ毛がまとまって生えている。
鏡を見ると、以前より髭の総量は少なくなっているのに、残った部分だけが逆に目立つ。
いわゆる、
「まだら問題」
です。
すると、
「照射漏れだったのでは?」
「脱毛に失敗した?」
「この部分だけレーザーが効いていない?」
と不安になるかもしれません。
もちろん照射の当たり方などを確認した方がよいケースもあります。
ただし、髭がまだらに減るからといって、必ずしも施術ミスとは限りません。
レーザー脱毛は、すべての毛を一度に同じように減らす仕組みではないからです。
毛には生え変わりの周期があり、毛の太さや色、部位などによってもレーザー脱毛の反応は変わります。
米国皮膚科学会も、結果には毛の色・太さ、施術部位、レーザーの種類、肌の色など複数の要因が影響すると説明しています。
今回は、髭脱毛の途中で起こりやすい「まだら」がなぜ生まれるのかを整理します。
髭は全部が同じタイミングで生えているわけではない
まず知っておきたいのが「毛周期」です。
毛には、
成長する時期。
成長が止まる時期。
抜けて休む時期。
というサイクルがあります。
顔を見るとたくさん髭が生えているため、
「今見えている髭=髭の全部」
のように感じます。
しかし実際には、毛包ごとに状態が異なります。
レーザー脱毛は一度照射すれば、その場所に存在するすべての毛が永久に消えるというものではありません。
そのため複数回の施術が必要になります。
米国皮膚科学会も、レーザー脱毛は通常複数回の治療が必要で、再照射の間隔も患者ごとに調整すると説明しています。
この影響で、
前回よく反応した場所。
今回目立ってきた場所。
まだ毛が残っている場所。
が混在します。
例えば最初は顔全体に髭があったため違いが分からなかった。
数回照射して70%程度が目立たなくなった。
すると残った部分だけが島のように見えてくる。
この段階で、
「急にまだらになった」
と感じることがあります。
実際には新しくまだらになったというより、
減った場所と残っている場所の差が見えるようになった
という場合もあります。
髭脱毛の途中経過では、均一に少しずつ薄くなるとは限らないことを知っておくと、見た目の変化を理解しやすくなります。
鼻下・あご・口周りは同じ「髭」でも条件が違う
顔の髭は全部同じ濃さではありません。
一般的に、
頬。
もみあげ周辺。
首。
鼻下。
あご。
あご下。
では毛の密度や太さが違います。
人によっては頬が先に目立たなくなり、
鼻下とあごだけ最後まで残る
ということがあります。
すると途中から、
鼻下。
口角。
あご中央。
だけ黒く見えます。
これはデザイン髭を残したわけではないのに、そのように見えるためかなり気になる状態です。
しかし髭脱毛では、
顔全体が同じ速度で減る
とは考えない方がいいでしょう。
レーザー脱毛の効果は毛の太さや色などにも左右されるため、部位ごとの差がそのまま減り方の違いとして現れる可能性があります。
特に髭が濃かった人ほど、途中経過でコントラストが出やすくなります。
例えば、
頬 かなり減った
鼻下 まだ濃い
あご かなり残っている
首 部分的に残る
という状態です。
この時点だけを見ると不自然でも、さらに施術を重ねることで差が小さくなっていくことがあります。
髭脱毛では、
何本残っているか
だけでなく、
どの部位がどの程度減っているか
を見た方が経過を把握しやすくなります。
「四角く残る」「毎回同じ場所だけ残る」なら照射状態も確認する
まだらのすべてを毛周期だけで説明する必要もありません。
例えば、
明らかに一部分だけまとまって残る。
境界が不自然にはっきりしている。
毎回ほぼ同じ位置だけ変化がない。
左右で極端に差がある。
という場合には、次回施術時にクリニックへ伝えておく方がいいでしょう。
レーザー照射では、顔の凹凸も関係します。
鼻の下。
口角。
あご先。
フェイスライン。
こうした場所は平らな腕や脚とは形状が違います。
また施術では、肌の状態や毛の状態、安全性などを考慮して照射条件を設定します。
そのため、
「残っている=必ず照射漏れ」
と決めつけることも、
「全部毛周期だから仕方ない」
と決めつけることも避けたいところです。
気になる場所があるなら、
「右のあご下だけ毎回残ります」
「口角のこの部分だけ変化が少ないです」
と具体的に伝えます。
可能なら施術前に自宅で写真を撮っておくのも一つの方法です。
毎日鏡を見ていると、少しずつ変化するため意外と分かりません。
1回目。
3回目。
5回目。
というように同じ角度・同じ照明で撮影すると、
本当に同じ場所が残り続けているのか。
単純に全体が減ったことで目立っているだけなのか。
を比較しやすくなります。
最後に残った毛ほど「しぶとく見える」のには理由がある
髭脱毛を続けると、
最初の数回はかなり減った気がしたのに、後半になると変化が小さい
と感じることがあります。
これも見た目の問題が大きく関係します。
例えば100本が50本になれば、
「かなり減った」
と感じます。
さらに50本から30本になっても、最初ほど劇的には見えません。
しかも30本が顔全体へ均等に残るのではなく、
鼻下に10本。
あごに15本。
首に5本。
のようにまとまれば、実際の本数以上に目立ちます。
さらにレーザーは毛の色素を利用して作用するため、残ってきた毛が細くなったり色が薄くなったりすると、
以前の太く黒い毛と同じ条件では反応が変わることがあります。AADも、レーザー脱毛の結果には毛の色や太さが関係するとしています。
白髪が混ざっている場合も注意が必要です。
「黒い髭は減ったのに白い髭だけ残った」
という状態になることがあります。
そのため髭脱毛の後半は、
完全にゼロを目指すのか。
毎日の髭剃りが楽になる程度でいいのか。
青髭だけ目立たなくなればいいのか。
という目標によって続け方が変わってきます。
回数だけでゴールを決めるより、
どんな状態にしたいのか
を先に決めた方が判断しやすくなります。
脱毛していないのに突然「円形」に抜けた場合は別問題として考える
ここは少し注意が必要です。
髭がまだらに見える原因が、すべてレーザー脱毛とは限りません。
例えば、
脱毛施術を受けていない部分が突然抜けた。
丸い形で完全に毛がなくなった。
以前とは明らかに違う脱毛斑ができた。
範囲が少しずつ広がっている。
といった場合は、単なる「髭脱毛の途中経過」と決めつけない方がいいでしょう。
円形脱毛症は頭髪だけでなく、髭だけに生じることもあります。日本皮膚科学会も、
円形脱毛症は眉毛・まつ毛・髭・体毛など身体のさまざまな場所に起こる可能性があると説明しています。
AADでも、髭に円形・楕円形の滑らかな脱毛斑が現れる場合があるとされています。
そのため、
レーザーを受けた場所が徐々にまだらになった
というケースと、
突然一部分だけ毛が抜けた
というケースは分けて考えます。
後者のような変化が気になる場合は、自己判断せず皮膚科へ相談した方が安心です。
まとめ|まだらになる途中経過だけで「脱毛失敗」と判断しない
髭脱毛を始めると、
顔全体が毎回均等に10%ずつ減っていく
ようなイメージを持つかもしれません。
実際には、
先に目立たなくなる場所。
濃く残る場所。
一度減ったように見えて再び毛が目立つ場所。
細い毛だけ残る場所。
などが混ざります。
その結果として、途中経過ではむしろ髭が不自然に見えることがあります。
特に全体量が減ってくると、残った数十本が以前より目立ちます。
だから「まだら=失敗」とは限りません。
一方で、不自然な形で同じ場所だけ残り続けるのであれば、施術時に具体的に相談する。
突然円形に毛がなくなるなど、施術経過とは違う変化なら皮膚科で確認する。
この二つも重要です。
髭脱毛は、
1回ごとの見た目
ではなく、
数回単位で全体がどう変化しているか
を見る方が分かりやすくなります。
写真を残しながら、
頬。
鼻下。
あご。
あご下。
首。
をそれぞれ比較する。
そうすると、
「まだらで失敗した」
と思っていた状態が、実は全体としてはかなり減っている途中だったと分かることもあります。
最終的に重要なのは、すべての毛を完全になくすことではありません。
髭剃りをどこまで楽にしたいのか。
青髭をどこまで目立たなくしたいのか。
一部だけ残したいのか。
自分が求めるゴールを決め、その状態に合わせて回数や施術方法を相談していくことです。